お子さんの離乳食の進め方、作り方、これであってるのか?と悩みますよね。私も第一子のときにかなり悩みました。実は、離乳食は正しい与え方を知ればとても簡単に進みます。
管理栄養士として、たくさんのこどもたちの離乳食を作り、また母として2人のこどもに対してもこの方法で離乳食を与えました。長男はもう3歳ですが、好き嫌いがなく、食べることが大好きな子に育ちました(次男は絶賛離乳食中)。
この記事では離乳食の食材と与え方、母乳・ミルクのタイミング、食事の量、作り方、味付けについて徹底解説します。この記事を読み終えると、離乳食で悩むことなく、お子さんの離乳食を進めることができますよ。
あうっつぐぐう~~~あっくぅ~~
(2回のごはんじゃもの足りない!もっといろいろなものがたべたい~~!)
離乳食後期の食材と与え方
食材 | 与え方 |
おかゆ | 5倍がゆ~軟飯 |
パン | 耳を切り、角切りから。慣れてきたらスティック状で手づかみ食べをさせる。 |
魚 | 皮と骨を取り除き、5㎜程度の角切り。 |
肉 | ひき肉または、薄切り肉を細かく切ったもの。やわらかい肉団子もOK。 |
卵 | よく加熱すれば、卵の黄身も白身も食べられる。 |
大豆製品 | 豆腐は1センチくらいの角切りに。大豆は柔らかく煮て、つぶして与える。 |
野菜(根菜) | 5~8㎜の角切り、柔らかく煮る。 |
野菜(葉物) | やわらかくゆで、みじん切りにする。葉も茎も食べられる。 |
りこぴん
柔らかさの目安は、親指と人差し指でつぶせるくらい!
あっくぅう~~~あう~~
(はぐきでつぶせる、バナナくらいのかたさがいいな)
離乳食後期食を始める目安は?
まずは9か月という月齢が一つの目安です。母乳やミルクは消化がいいため、離乳食に比べ腹持ちがよくありません。赤ちゃんが成長してくると、2回の食事では物足りない、食べるペースが速くなった、食べる量が増えてきたといった様子が出てきます。
離乳食と母乳・ミルクのタイミング
離乳食後期では、食べられる量も増えてきます。一度の食事でたくさん食べると胃腸に負担がかかってしまうため、1日3回の離乳食にします。 生活リズムを作るため、食事の時間は毎日同じ時間にしましょう。
<離乳食後期の食事とミルクのスケジュール例>
7:00 | 離乳食 |
9:00 | 母乳またはミルク |
12:00 | 離乳食 |
15:00 | 母乳またはミルク |
18:00 | 離乳食 |
20:00 | 母乳またはミルク |
離乳食を食べた後に、不機嫌であったり、物足りないようであれば母乳(ミルク)をあげましょう。逆に、機嫌がよければあげなくてOK。このころから母乳(ミルク)の回数を少しずつ減らしていくと、離乳がスムーズになります。
離乳食の量や母乳(ミルク)の量が足りてるかな?と心配な時は、母子手帳の乳児身体発育曲線をみてみよう!お子さんの体重が帯の中に入っていて、体重も増え続けていれば心配いらないよ。
一回の食事はどれくらい?
離乳食後期では離乳食からとる栄養が大部分を占めます。炭水化物、たんぱく質、野菜・果物がそろうような食事にしましょう。
炭水化物 | 5倍がゆ、軟飯 食パン(耳はとる) | こども茶碗半分くらい(80~90g) 8枚切り1/2枚 |
たんぱく質 | 肉や魚、卵 | 刺身一切れくらい (15g・大さじ1) |
野菜・芋・果物 | 30~40g |
手づかみ食べをしたり、自分で食べさせる場合はこぼす量も考えて少し多めにいれてもいいですね。
りこぴん
この食事量は目安です。こんなに食べきれない!これじゃあ足りない!という場合はお子さんに合わせて調整しましょう。好きなものばかり増やす、嫌いなものばかり減らすのではなく、バランスよく与えましょう♪
離乳食の味付け
離乳食後期では、美味しいだし汁でうま味を加えましょう。すこしずつ味付けを始めてもよい時期ですが、よく食べるようならだしのうま味のみでOKです。
- 水に昆布をつけておく(30分以上)
- 鍋を中火にかける(10分)
- 鍋から昆布を取り出す
- 鍋を強火にかけ、沸騰させる
- かつお節を加えて、弱火で1分煮る
- ざるでかつお節をこす【完成】
りこぴん
離乳食区からだしのうま味を知り、薄味の食事をすることで大人になってからの生活習慣病(塩分の取りすぎ、高血圧)を予防できるよ!
離乳食後期の作り方
離乳食後期のまとめ
記事で紹介したように、たくさんの食材に触れ、親子でたのしい食事の時間を過ごすことで、おこさんは食べることが好きになり、好き嫌いも減ります。ぜひ、ご家庭の離乳食で実践してみてくださいね♪
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